森羅万象から学ぶ人生羅針盤「健康法の引き算を実践する」
2022.02.08
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「健康法の引き算を実践する」
19世紀フランスの画家ウジェーヌ・ドラクロワの言葉に、「君の健康を回復するためには、薬も療法も君に必要ではないのだ。最も簡素に暮らすことが一番良い方法かもしれない。少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ」があります。
栄養のあるものをたくさん食べても、そのカロリーに見合った運動をすれば、健康を確保できると思われがちですが、内臓に大きな負担がかかっていることを見落としているのです。
例えば、食物摂取を、口から筋肉への栄養のバケツリレーだと思えば分かりやすいでしょう。入り口の口と、出口の筋肉は、「どんどん食うぜ」「どんどん筋肉を増やすぜ」と張り切っているかもしれませんが、その間にいる胃腸をはじめ、肝臓や膵臓は、仕事が増えるばかりで疲弊する一方なのです。
また、赤ワインには多くのポリフェノールが含まれており、抗酸化作用が強く、動脈硬化などの生活習慣病を予防してくれるかもしれません。しかし、お酒の一種であるため、肝臓でアルコールをアセトアルデヒドに、そのアセトアルデヒドを酢酸に分解しなければならず、当然ながら仕事を増やしており、余計な負担をかけているのです。
無理にサプリメントを摂ったり、やりたくないのに義務感、切迫感を持ってヨガやジョギングなどをやったりすれば、それだけで万病のもとであるストレスを増やすことになり、かえって健康を損ねることにつながる可能性があります。
やはり、健康法は足し算も大事ですが、それ以上に引き算を実践するほうが有効であることを認識してください。
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