森羅万象から学ぶ人生羅針盤「停止は後退を意味する」
2022.03.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「停止は後退を意味する」
爬虫類などは死ぬまで成長すると言われていますが、人間の体は約25歳まではどんどん成長を続け、その後は老化に転じます。その老化を防ぐためには、成長させる努力を続け、老化のスピードを抑えることなのです。
スポーツジムを訪れると、壮年男性がトレーニングに励んでいる姿をよく見かけますが、それはトレーニングすることで筋骨に刺激を与え、成長させようとしているのです。そして、老化に対して成長作用を反発させ、2つのせめぎ合いをもって、体力や肉体年齢を維持しているのです。逆を言えば、成長するためのトレーニングをしないと、どんどん老化する一方なのです。
この老化は、ビジネスに携わる人間の精神面にも同様に発生します。それについて、野村財閥の創始者である野村徳七氏は、「常に一歩前進することを心掛けよ。停止は退歩を意味する」と述べています。
そして、この退歩とは、世の中の進歩に対する遅れを指すものなのです。
一番身近な例えとして、ネット環境の高度化が挙げられます。今やスマホの活用やSNSをはじめとするコミュニケーションシステムが、ビジネスだけでなく日常生活においても、当たり前のように要求されるようになりました。
ネット関連だけでなく、あらゆる世の中の変化に対して停止していることは、実際は相対的に後退していることになるのです。それでは、ビジネスの世界において、間違いなく取り残されることになるでしょう。
前進にはリスクが伴いますが、リスクは恐れたり除外したりするものではなく、当然の付き物として受け入れるべきものなのです。それを強く認識し、常に1歩ずつ前進し続け、成長を維持して、大いなる成功を成し遂げましょ
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