森羅万象から学ぶ人生羅針盤「伸びしろを認め生かす」
2022.05.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「伸びしろを認め生かす」
連合国軍最高司令官を務めたダグラス・マッカーサー元帥は、1951年5月のアメリカ上院軍事外交合同委員会において、「日本人は12歳の少年」と述べたとされました。この言葉には、日本人を馬鹿にしたものではなく、戦争犯罪からかばい、日本人の伸びしろを認めたというのが真意のようです。
第二次世界大戦の同じ敗戦国でも、ドイツは他のヨーロッパの国々から科学、芸術、宗教、文化の影響を受けやすく、アングロ・サクソン民族の年齢を仮に45歳と仮定すれば、ドイツ人は同等の年齢に相当するというのです。
これに比較して、日本人は長い鎖国政策のなかにあって、科学、芸術、宗教、文化の面において成熟しているとは言い難いため、成長途上にある12歳の少年のようだとしたのです。
つまり、マッカーサー氏は「ドイツ人が起こした戦争犯罪は、大人の故意による悪事であるが、日本人の場合は、何も知らない子供が起こしたことで、その罪はドイツ人よりも軽い」として、日本人をかばったのです。
さらに、民族として劣っているなどとは決して言っていません。むしろ、皇室を中心に培われた高い精神性と、明治期の富国強兵政策における外国文化を吸収し生かす力を認め、まるで12歳の少年が立派な大人に成長するように、日本人の伸びしろに期待し評価していたのです
我々の周りにも伸びしろの広い人はたくさんおり、自分を客観的に見ながら向上心を維持し、成長していくことを実践しています。また、目標を達成するために具体的な戦略を立てて実行しています。さらに、未知のものへのチャレンジ精神に富んでおり、挑戦こそ成長の重要な要素と心得ています。
伸びしろとは可能性です。特に経営者は、社員の持つ伸びしろを認め最大限に生かしてこそ、その役割が果たされることを強く認識し実践してください
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