森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意識を変えたら即行動」
2022.10.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意識を変えたら即行動」
英語のことわざに「第一歩目を踏み出すことが一番難しい」があります。この第一歩目は、目標を掲げた後に行う最初の具体的な行動です。
例えば、「今日から司法試験合格に向けて猛勉強する」と決意表明したとしましょう。これだけでも、自分の中でワンステップ上がっていることは事実です。しかし、この後の具体的な行動に意味があり、特に最初の行動が重要なのです。
例えば、毎日楽しんでいたゲーム機を捨てることなどです。いくら「合格するまで勉強に集中するため一切ゲームはしない」と心に決めても、部屋にゲーム機を残していては決意表明のままで終わってしまう可能性は高いでしょう。
人間は本来、意志が弱いものです。「少しぐらいなら」「むしろ気分転換にちょうど良い」と思ってゲームをしてしまう可能性があります。しかしもし、「自分は意識を変えたんだ」と本気で思うのなら、迷うことなくゲーム機は捨てましょう。そうすれば、ゲームをしたくてもできなくなるからです。
このように、自分にとって一番甘えの対象となるものから手を切ることができれば、その後の行動に弾みがつくものです。これに関連して、アメリカの登山家トッド・スキナー氏は「一歩踏み出せるなら、もう一歩も踏み出せる」と述べています。
大いなる山を登頂するための最初の一歩を踏み出すことは、極めて勇気がいることです。しかし同時に、自分の中に自信が湧いてくるものです。そうすれば後は加速度的に歩を早め進んで行くことが可能となります。
やはり、意識を変えたら即行動しましょう。そして、最初の一歩こそが意識が変わった証明になることを忘れないでください。
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