森羅万象から学ぶ人生羅針盤「思考する努力を10倍に増やす」
2023.04.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「思考する努力を10倍に増やす」
1925年にノーベル文学賞を受賞したアイルランド出身の文学者ジョージ・バーナード・ショーは、「若いころ、私は10回に9回は失敗することに気付いた。だから10倍働いた」と述べています。
これは、労働時間を意味するものではありません。躍進流に解釈するならば、労働を思考と作業の2つの側面に分けて考え、思考する努力を10倍に増やすのです。
もちろん考えている間も時間がかかりますが、失敗を教訓にして、考え方の手法を試行錯誤しながら、より合理的でスピーディーな思考法を見つけ出し、10回のうち9回失敗した分を取り返すのです。
それに、仮に方向性もやり方も正しいとしても、努力が報われるのは10のうち1、良くて2か3だと言われています。だからと言って、努力しなければいつまでもゼロのままか、場合によってはマイナスに転じることもあるのです。
失敗をリカバリーするためなのに、同じ事を繰り返していたらまったく意味がありません。しかし、物事をまったく違う側面から見つめ努力を繰り返しても、10回のうち9回は失敗するのが当たり前なのです。
それでも、それを当たり前と認識できる人は少なく、仮に認識できても継続できる人は少ないため、努力を虚しく感じ、途中であきらめてしまい、何の成果も生み出せないままになる人が多いのです。
10倍の作業はできませんが10倍の思考は可能です。寝ても覚めても思考し続ければ、必ずや成功する方法が見つかることを強く認識してください。
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