森羅万象から学ぶ人生羅針「自律神経は嘘がつけない」
2025.01.16
森羅万象から学ぶ人生羅針「自律神経は嘘がつけない」
フランスの貴族、文学者のフランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)は、「声の調子や目つきや姿のうちにも、取捨選択した言葉に劣らない雄弁がある」と述べています。
日本にも「目は口ほどに物を言う」ということわざがあります。口は平気で嘘をつきますが、目つきやしぐさでその嘘はバレるもので、言葉の真贋を見抜くことができます。
心理学や脳科学(認知科学)を学ぶ人の動機は、前述のように嘘を見抜くためのノウハウを知りたいことが多いようです。なぜなら平気で嘘をつく人は、自分が嘘をついていることに罪悪感を抱くどころか、無自覚であることが往々にしてあるからです。
相手の言っていることがどうも腑に落ちない、合点がいかないと思ったら、再度確認してください。その際、「なぜこんなことを言うのだろう」「前回聞いた話と違うのはなぜなんだろう」と疑問を呈するのです。
さらに、相手の目が泳いだり、いきなり顔を赤くしたり、異常な発汗をしたり、両手を組んで机の上に乗せた指が落ち着きなく動かせていたりしたら、何かを隠している証拠です。自律神経は嘘が付けないのです。
そうしたら、「すごい汗じゃないですか。お顔も真っ赤だし。お加減は大丈夫ですか?」と尋ねてみてください。そこで平静さを取り戻せないようであれば、その言葉を決して信用してはいけません。
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