森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分よりも友達を思う気持ち」
2025.08.03
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分よりも友達を思う気持ち」
イソップ寓話のなかの言葉に、「真の友情は、災難に遭遇したときにはじめて分かる」があります。
この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』でも、数回にわたって友達の定義を説明してきました。その欠点を受け入れても愛せる相手であり、かつ自分自身がどん底の状態にあるときでさえも、その成功を心から喜べる相手が友達なのです。
しかし、人間と動物との友情でも同じことが言えるでしょうか。これについて、以前バラエティ番組で、危篤状態に陥った主人を助けるために、飼い犬が見ず知らずの人に助けを求め、主人の元に連れて行って命を助けた実話が放送されました。
これを受けて、日本の犬が、散歩中に主人が急に苦しみだしたらどんな対応をするかどうかを実験したのです。結果は見事に全員、犬に見捨てられました(笑)。
人間と動物との間に友情が芽生えないでしょう。もし友情のようなものがあるとしても、それは自分を養ってくれることへの感謝に近い感情です。
一方人間の場合、自分よりも友人を思う気持ちが常にないと、災難に遭遇した時に、自分はどのようにすればよいのかわからないものです。つまり、友達が災難に遭った時、どんな対応をするかで、言葉の真偽が明確になるものです。
例えば、「困ったことがあれば何でも言ってくれ」と普段から友達に言っているくせに、「お金を貸してくれ」「連帯保証人になってくれ」と言われると、往々にして急に口数が少なくなるものです(笑)。
確かにお金と友情は切り離して考えるべきです。余計なこと、誤解を招くことは言うべきではないのです。何よりもお金が原因で友情がメッキのごとく剥がれるのは、人としてちょっと恥ずかしいことだと認識してください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分よりも友達を思う気持ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「デマ、流言飛語に騙されない」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「頼りにされない孤独」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「PDCAサイクルの有効なC」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「軌道に乗せる」