森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何事も相手の立場で考える」
2022.10.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「何事も相手の立場で考える」
政財界の著名人に大きな影響を与えてきた思想家・中村天風氏は「無自覚というのは、全く価値のないものである」と述べています。自覚していなければ、その意味を理解し行動に移せないので価値はないという意味だと思います。
その一方で、無自覚が引き起こす問題もあります。それは罪の意識がない分だけかえって始末が悪く、価値がないどころか大いなる罪悪なのです。
例えば、相手のために良かれと思って無自覚なモラハラをしてしまう人は、自分の発言や行為を受け入れてほしいという気持ちが強すぎるのです。当然、自分が間違っているとはこれっぽっちも思っていないので、その点を指摘されても理解できません。
そうなってしまうのは、自分の経験や成功体験に基づいた確固たる物差しがあり、それが他人にも当てはまると信じて疑わないからです。同時に、常に自分は正しいと確信しているため、ますます問題を認識できないまま、どんどん悪い方向にエスカレートしていくのです。
そして、無自覚の本質は、自分自身をも支配しているものなのです。その証拠にこういう人は、自分の発言や行為が結果としてモラハラになったことを知った時に、あまりの意外な現実に愕然として人一倍傷つくようです。
そんな無自覚な行為が、人間関係を悪い方向に導くものであることを肝に銘じて、何事も相手の立場で考えれば、間違いなく無自覚から解放されることを強く認識してください。
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