森羅万象から学ぶ人生羅針盤「建前と本音の教育」
2021.07.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「建前と本音の教育」
『法の精神』などの著書で知られるフランスの哲学者モンテスキューの言葉に、「私たちは3つの教育を受ける。1つは両親から。もう1つは教師から。残りの1つは社会から教えられる。そして、この3番目は、初めの2つの教えにすべて矛盾するものである」があります。
まさに、皮肉に溢れた指摘ですが、建前の教育(家庭、学校)と本音の教育(社会)の差であると思えば理解できます。
モンテスキューに指摘されるまでもなく、誰もが社会に出て、世の中の様々な現実に触れると、家庭や学校で教わってきたこととは、まったく違う物差しがあることに気付かされます。
例えば、家庭や学校では、競争に勝たなくても、決して否定されることはありませんが、社会においては、何よりも結果が重視され、競争に勝つ重要性を要求されるのです。
だからといって、建前を意味のないものとして否定してはいけません。家庭や学校での教育は、社会における教育と密接に連動しているのです。
つまり、家庭や学校で受ける教育が基礎となり、それを社会で受ける教育によって応用し、現実に即した人物を作り上げているのです。
その証拠に、家庭や学校で、人としてのあるべき基本を学び身につけた人ほど、社会で認められているのです。そして、そういう人は、家庭や学校で受けた適切な教育の効果が、精神年齢の高さにも確実に表れています。
建前の教育も本音の教育も、ともに大いに意味があり、人にとって欠かすことができないものです。それを知ることで、社会に出てから感じる矛盾を受け入れ、目の前の現実に、適切に対応できるようになることを忘れてはい
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