森羅万象から学ぶ人生羅針盤「練習こそ本番である」
2022.01.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「練習こそ本番である」
アスリートが当たり前のように口にし、多くのスポーツの現場でも言われている有名な言葉に「練習は本番のように、本番は練習のように」があります。
練習を真剣に取り組んでいる人は、本番では実にリラックスしています。なぜなら、厳しい練習を通して、既に答えを得ているので、本番はその答え合わせに過ぎないからです。しかし、練習不足を認識していれば、本番で成果を上げようとしても、過度の緊張やストレスに支配され、それが邪魔して成果に結びつかないものです。
練習を本番のように実践するには、やはり高い意識が必要です。「練習だからミスしてもいい」などという気持ちで臨んでいては、決して成長することはないからです。なぜなら、練習で発生したミスが、本番で発生しないという保証はなく、むしろ緊張やストレスが原因で、普段よりもミスが発生しやすいのです。
そして、指導者は、決して本番で「がんばれ」と励ましてはいけません。「いつも通りにやれ」「肩の力を抜け」と言うべきです。「がんばれ」は、常に練習の段階で言うべきであって、本番で言ってしまうと余計な緊張やストレスを与えてしまい、つまらないミスの原因になるのです。
本番に臨んでも「いつも通りで良い。失敗しても悔いはない」と素直に思えるようになれれば、緊張やストレスを一切感じることがなくなります。つまり、吹っ切れることで解放され、自分のポテンシャルを全開にすることができるのです。そして、リラックスして余裕が生まれれば、ピンチに陥っても、冷静に柔軟に軌道修正ができ、難なく危機を回避できます。
こうした意識の差が、積もり積もって結果に現れるのです。常在戦場の精神をもって、練習こそ本番であるという意識で臨めば、大いなる成果を得られることを心に留めてください。
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