森羅万象から学ぶ人生羅針盤「1人と孤独は違う」
2023.07.21
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「1人と孤独は違う」
アメリカの女優エレン・バースティン氏は「1人でいることと孤独とはまったく違う」と述べています。
孤独の定義の1つに、「仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が1人もなく寂しいこと。また、そのさま」があります(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
それは1人でいることとまったく次元が違うものです。例えば読書を趣味とする人は、常に1人で好きな本を読みふけっています。だからといって、心を通じ合える友達がいないわけではなく、優れた人間性や人格を認めてくれる友達がおり、決して孤独ではないのです。
その反対に、常に誰かとつるんでワイワイと遊んでいても、ただの遊び相手として思ってもらえず、誰一人友達とは思ってもらえないのであれば、それは孤独以外の何物でもありません。ただの寂しがり屋が自分をごまかしているだけなのです。
SNSにおける「友達」は、単なるネット上の知り合いに対して便宜上つけた名称に過ぎません。前回ご説明した通り、「その欠点を受け入れても愛せ、自分自身がどん底の状態にあるときでさえもその成功を心から喜べる相手」が友達ですが、そんな人が1000人以上いたら逆に不自然です。
あるドラマで、自分には携帯電話(当時がガラケー)に登録している友達が何百人もいると豪語している女の子が、誘拐を偽装して「助けてくれ」と全員に連絡したら、見事に全員に無視されたシーンがありました。中には「お前、誰?」と自分のことを記憶していない人までを「友達」として登録していたのです。つまり、絵に描いたような孤独だったのです。
1人の時間を大事にすることは非常に有効ですが、それを理解し尊重してくれる真の友達との友情を育んでください。
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