森羅万象から学ぶ人生羅針盤 【本能に根差した「執念」】
2026.09.12
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
【本能に根差した「執念」】
インスタントラーメンの生みの親、日清食品創業者・安藤百福氏は、「明確な目標を定めたあとは執念だ。ひらめきも執念から生まれる」と述べています。
私は、この「努力」ではなく「執念」と言い切ったところに、安藤氏の凄みを感じます。
努力とは、自分を律しながら積み重ねていくもの。一方、執念とは、「何としても成し遂げる」「できるまでやめない」という、理屈を超えて腹の底から湧き上がるものではないでしょうか。
だから執念を持つ人は、簡単には諦めません。壁にぶつかれば別の道を探し、失敗すれば原因を突き止め、昨日駄目なら今日また挑む。まさに、目標は立てるものではなく、必達するものという覚悟です。
発明王エジソンも、幾度となく失敗を重ねながら、それを「うまくいかない方法を発見した」と捉え、挑戦を続けました。
安藤氏もまた、インスタントラーメンの開発に没頭し、試行錯誤を繰り返しました。そこにあったのは、単なる努力ではなく、「何としても世の中に生み出す」という執念だったのでしょう。
そして私は、ここに「ひらめき」の正体があると思います。
ひらめきとは、何もしない人の頭上に突然降ってくるものではありません。一つのことを考え抜き、試し抜き、失敗してもなお食らいつく。その執念が思考を深く掘り下げ、今まで見えなかった一筋の道を見つけ出すのです。
執念とは、諦めない心が知恵に変わるまでやり抜く力です。
才能の差より、最後は「何としてもやる」と腹を括れるかどうか。腹を括った凡人は強い。昨日の自分を一ミリ超えながら、成就するまで歩み続ける。
志を立てたなら、執念を持ってやり抜く。
できない理由を探すのではなく、できる道を探し続ける。
その本気の執念こそが、ひらめきを呼び、未来の扉をこじ開ける原動力になるのです。
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