森羅万象から学ぶ人生羅針盤 「与えるから与えられる」
2026.09.16
森羅万象から学ぶ人生羅針盤
「与えるから与えられる」
古代ローマの喜劇作家・詩人プブリリウス・シュルスは、
「人の世話ができない者は、人に頼みごとをする資格がない」
という言葉を残しています。
少々厳しい表現ですが、人と人との関係の本質を突いていると思います。
人は一人では生きていけません。
誰もが誰かに支えられ、助けられながら生きています。
だからこそ私は、**「何をしてもらえるか」より、「自分には何ができるか」**を先に考えることが大切だと思っています。
私自身、身体が不自由になってから、多くの方々に助けていただく機会が増えました。
しかし、身体に不自由なところがあっても、私にできることまでなくなったわけではありません。
頭で考えられる。
耳で人の話を聴ける。
右腕も動く。
言葉で思いを伝えることもできる。
ならば、今の自分にできることで、人のお役に立てばいい。
仕事も同じです。
特に営業は、売ることから始まるのではありません。
まず相手のお役に立つことから始まります。
「私にできることがあれば、喜んでやらせていただきます」
そう言って、まず自分から動く。
すると、そこに信頼が生まれます。
ただし、返してもらうために与えるのではありません。
見返りを求めた瞬間、「与える」は「取引」に変わってしまいます。
まず自分から与える。
まず自分から尽くす。
まず自分から真心を届ける。
その姿勢が巡り巡って、人とのご縁や信頼となり、自分に返ってくるのではないでしょうか。
与えるから、与えられる。
尽くすから、助けられる。
思いやるから、思いやられる。
これは昭和であろうと令和であろうと変わらない、人間関係の不変の原理だと思います。
そして、その根にあるのが**「一源愛誠」**です。
無償の愛を源に、どこまでも真心を貫き通す。
「何をしてもらえるか」ではなく、
「今日、自分は誰のために何ができるか」。
人生は、求めることから始めるより、与えることから始めた方が豊かになる。
欲しいなら、まず与える。
愛されたければ、まず愛する。
信頼されたければ、まず信頼に足る自分になる。
「与えるから与えられる」。
私自身、これからもこの生き方を背中で実践していきたいと思います。
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